荒川区立小・中学校児童生徒に対する歯・口の健康づくり事業

荒川区の委託事業として、荒川区歯科医師会・荒川区学校歯科医会では、区立の小・中学校児童生徒に対する歯・口の健康づくり(予防指導・フッ素洗口)事業を1967年(昭和42年)より開始、現在に至っています。

この事業は学校の養護教諭の要望から発足しました。学校歯科医は健診を行って治療勧告するだけでなくもっと積極的にむし歯予防にかかわってほしいという意見に対応した結果です。教育委員会、荒川区議会、荒川区学校保健会をはじめ多くの方にご理解とご協力を得られ、また、歯科医師会の全会員の協力と、(財)サンスタ-歯科保健振興財団のご協力によりこの事業が実現できるようになったのです。

この事業の目的は、単に児童生徒にフッ化物洗口することではなく、う歯の予防教育を通して児童生徒に一生自分の歯でおいしく食事を楽しめるように考え、理解してもらい、正しい歯ブラシの実践、定着化をめざしております。対象は区立小学校3年、5年児童、中学校1年生徒全員です。

事業実施方法

歯科衛生士による歯科予防指導

  • 対象学年に応じたむし歯、歯周疾患に対する予防の講話
  • 歯垢染色剤による歯垢付着状況の確認とブラッシング指導
  • 食生活習慣と規則正しい生活習慣の習得に対する指導

フッ化物洗口

フッ化物洗口液(フッ化ナトリウム溶液450~500ppm)7~10mlを30秒~1分間ブクブクうがい(洗口)を行う。なお、フッ素の効果については「身近なフッ素、手軽にフッ素」というリ-フレットを用意してあります。

事業の効果

  • 正しい歯みがきの取得とその習慣化
  • う歯罹患率の低下
  • う歯処置率の増加(むし歯を治してう歯ゼロの児童生徒の増加)
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